実習について

臨床現場に身を置き、
修得した知識や技術を活かして臨床推論能力を養う。

診療参加型実習(Clinical clerkship)の形式で行われる臨床実習では、実際に医療や福祉施設に身を置き、理学療法士の診療場面に実習生として参加することで、臨床現場での考え方を学びます。各学年で段階的に臨床実習を経験することで、その学年で修得した理学療法の知識や理論、技術を臨床現場で通用するものに深化させていきます。本校では関東圏を中心に134施設と提携して実習を行っております。

臨床実習の流れ

【1年次】見学実習

理学療法士の役割・対象者との関連性の構築・他部門との関わり方などについて臨床現場にて見学します。その中で、理学療法士における清潔で適切な身だしなみ・共感的態度・ルール遵守などの重要性を理解する実習です。(1週間)

【2年次】地域リハビリテーション実習

病院および介護老人保健施設に実際に赴き、通所事業・訪問事業などの全体像、理学療法士の役割などについて理解する実習です。(2週間)

【3年次】評価実習

病院やクリニックおよび介護老人保健施設で行われている理学療法検査の実際を、見学や模倣を介して理解する実習です。(3週間)

【4年次】総合臨床実習

3年次までの知識・技術を統合し、設定した目標に応じた治療計画と治療を実践します。診療参加型臨床実習は実習指導者のもと、チームの一員となって理学療法の実践の一連の過程を理解する実習です。(7週間×2回)

実習サポート体制

学生が実習に臨むにあたり、実習前の教育から実習終了後のセミナー発表まで、現場で学んできた経験を、しっかり習得するためにも細かいサポートを行っております。

実習前

実習前教育
それぞれの実習が円滑に参加できるように、事前に実習に必要な知識の整理と確認を行います。

実習中

実習地訪問
教員が実習先の直接訪問し、学生の悩みや不安を解決します。また、教員が実習指導者と直接指導内容の調整をいたします。

実習後

実習後セミナー
実習で得られた経験を整理し理解を深めるために、セミナーなどを通じて知識の共有や確認作業を行います。