WEBオープンキャンパス参加いただきました皆さまへ
この度は東都リハビリテーション学院のWEBオープンキャンパスをご覧いただきありがとうございます。
本校では、リハビリテーション領域で中心として活躍している期待のエキスパート 理学療法士を育成しております。最新の医療情報を取り入れ、専門的な知識と技術の習得方法を提供しています。
理学療法士は医療人であります。そして医療人には適性があると思います。
我々の考える医療人の適性とは、ひとに喜んでもらうことが好きであるということです。さらに「人の役に立ちたい。困っている人を助けたい。」と願う気持ちを強く持つことが最も重要と考えております。他人に喜んでもらうことで自分が幸せを感じるのであれば、自分も幸福な人生を歩むことができます。そして、病気や怪我あるいは障害で困っている人々の期待に応えられれば人々から必要とされる人間になります。このような適性を有する人が豊富な医学知識と医療技術を身につけることが医療人として理想的であります。
臨床に携わる医療人はコンピューターなどの機器が相手ではなくて人を対象とする仕事であります。病気や怪我やその障害で困っている人が相手となりますので、十分なコミュニケーションをとって信頼を得ないと医療の良好な結果は出ないと考えています。コミュニケーションは、まず挨拶から始まります。明快な挨拶から始まらなければ良好な信頼関係を築くのに時間がかかります。さらに正しい言葉使いと礼節のある態度で接しなければ患者さんの不安感を取り除くことは難しくなります。そして、医療人には協調性が重要であろうと思われます。現代の医療はチーム医療であり、このチーム医療を円滑に行うには協調性チームワークが必要です。
医療人は医学を学ばなければなりませんが、医学は高尚な学問ではありません。人類が病気・怪我・障害と闘うための技術論です。学問として難しいものではなく理解することは容易です。しかし、科学の発展とともに日々進歩する医学は情報量が膨大であるため、身につけるには高いモチベーションの維持が必要です。目標設定時のモチベーションを維持できれば習得は十分可能です。モチベーションを何年も高く維持することは難しいですが、医療の世界で生きるには必要であります。自分のためにはあまりがんばれないが、他人のためならがんばるという人は、自分を必要としている人、つまり患者さんのことを考えるとモチベーションは高くなります。結局、これは適性に関わってくることです。
このように医療人は病気・怪我・障害で苦しんでいる人を相手にして、苦しみから解放するための医学知識や技術と人間性を持つべき職業であります。
本校では、豊富な医学知識と技術だけではなく、人々の健康と幸福を願う気持ちを持つことができる理学療法士の育成をめざしています。
東都リハビリテーション学院 学院長
医学博士 小関 博久