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【インタビュー】石谷勇人先生(広尾整形外科)


※本インタビューに掲載されている内容は、2021年6月25日現在のものです。
※撮影時のみ、一時的にフェイスシールドならびに眼鏡を外していただき、撮影させていただきました。

第36回となる「理学療法士へのインタビュー企画」は、東都リハビリテーション学院を卒業し、現在、医療法人社団博聖会 広尾整形外科において理学療法士として従事する石谷勇人先生にインタビューさせていただきました。石谷勇人先生は臨床現場で理学療法士として活躍しつつ、本校に非常勤講師として在校生への授業をご指導いただいています。今回は、ご担当いただく3年生「整形外科学Ⅱ」の授業風景を取材させていただき、授業する中でどのようなことを教えていただき、そして授業を通じて本校在校生にどのようなことを感じられているかをお伺いしました。


自分自身がプロ野球を目指す夢から、プロを目指すアスリートのサポートをする理学療法士に、そしてスポーツの現場で活躍できる理学療法士の育成へ。

私は、大学までプロ野球選手を目指していましたが、怪我により理学療法に出会いました。プロ野球選手になる夢から、プロを目指すアスリートのサポートする理学療法士になるという夢に変え、東都リハビリテーション学院に入学しました。怪我をしたからこそ、怪我をした選手の気持ちが分かる理学療法士になれました。第2の夢になったプロ野球、メジャーリーガー、オリンピック選手のサポートをする理学療法士にもなれました。今度は、スポーツの現場で活躍できる理学療法士を育てていきたいと思っています。


授業前は現場に対する不安や焦りが見られた学生たちが、「早く現場に行きたい。教わった治療を試してみたい」に。

本日(2021/6/25)の授業は、整形外科学Ⅱaの講義で、膝疾患の理学療法における評価、治療アプローチの実習をしていました。この授業では、今まで習ってきた可動域評価、筋力評価などの理学療法評価を実際の患者様にどのように臨床現場で使用していくかの実践を行っています。また、その評価結果から、どのような事を考えて、治療プログラムなどを立案するかなどを一緒に考えています。この講義では、私が整形外科の臨床現場で実際に患者様に対して行っている評価や治療の中で考えている頭の中を、学生たちに掘り下げて教えています。

講義に対して、最初は受け身の印象がありましたが、講義のスタイルを変え、グループワークや発表を取り入れたことにより、後半では積極的に質問しにくる学生が増えた印象です。また、来年の臨床実習に対する不安や焦りがみられていましたが、「早く行きたい。教わった治療を試してみたい」と、思ってくれている学生も増えました。

(東都リハ広報部より)
実際に授業中に取材させていただいていると、石谷先生の豊富な臨床現場経験から話される理論や実践は、受講している学生たちにとって臨床現場をイメージしやすく学べる印象を強く持ちました。また、授業中の学生たちの真剣な眼差しがキラキラしていて印象的でした。石谷先生、インタビューへのご協力、誠にありがとうございました。