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緊急事態宣言解除

学生生活


こんにちは。東都リハビリテーション学院の原です。

1都3県の新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除されました。
しかしながら、ウイルスにとっては人間の意図や日付は関係なく、これまでと同じように我々を脅かします。我々はこれまで通りニューノーマルを取り入れた行動を意識しないといけません。

「慣れる」という言葉は、良い意味でも悪い意味でも使えます。運動の学習では、経験を通じて(失敗のフィードバックをして)、スピードも精度も向上していきます。ぎこちなかった運動が習熟して頭で考えないでも動けるようになることを「慣れる」といいます。

一方で、「慣れる」ことで考えないでもできるようになると、「行動」の目的や意味を考えることがなくなり思考停止が起こります。いわゆる自動化で、ただ「やっているだけ」となり臨機応変な対応がしづらくなります。

さて、緊急事態宣言の「制限」という言葉に、もし我々が「慣れて」しまっていて、思考停止状態に陥っているとしたらどうでしょうか。制限の目的は「新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため」ですが、このことを忘れている、もしくは考えないと「制限解除」という言葉だけに反応して、自動的にこれまで実施してきた自身の対策をリセットしてしまうかもしれません。

先にも書きましたが、ウイルスにとっては、緊急事態宣言の解除は関係ありません。私自身は、これからも手洗いやマスクなどのニューノーマルな行動には「慣れる」一方で、宣言解除の目的やひとつひとつの行動の意味を日々考え続けていきたいと思います。そして、みんなで新型コロナウイルス感染症の克服に向かっていきたいですね。