【教員ブログ】教科書の、その先へ。― 放課後に出会った“生きた学び” ―
授業・実習

こんにちは、教員の本多です。
私は普段、東都リハビリテーション学院で教員をする傍ら、ボランティアで子どもたちにレスリングを教えています。
今日は、その2つが少しだけつながった放課後のお話です。
放課後、学校の一角で、教科書やノートに向かって一生懸命勉強している学生たちを見つけました。
かなり集中していたので邪魔をしないように、
「勉強が終わって帰るときに、一声かけて」
とだけ伝えました。
実はこの日は、私が指導しているレスリングの練習日。
勉強を終えた学生たちに、せっかくなので練習を見てもらうことにしました。
練習していたのは、中学生ながら全国トップクラスで活躍する選手たち。
スピード、力強さ、身体の使い方、次々と変わる動きの展開。
普段、教科書で「身体」について学んでいる学生たちも、目の前で見る動きには驚いていました。
見るだけではもったいないので、実際にタックルを受けたり、レスリングの動きを少し体験したり。
最初はおそるおそるでしたが、途中からは、
「こう身体を使えばいいのかな?」
と、今学んでいる知識と目の前の動きをつなげながら、一生懸命に考えていました。
それでも最後は、中学生たちに翻弄されていましたが(笑)。
その姿を見ながら、私はなんだか嬉しくなりました。
今、学生たちは国家試験に向けて、教科書やノートに向かい、たくさんの知識を身につけています。
もちろん、それはとても大切なことです。
でも、その先で向き合うのは「人」です。
高齢者、障害のある方、スポーツ選手。
1人ひとりに生活があり、目標があり、頑張っていることがあります。
身体の状態だけを見るのではなく、
「この人は何を目指しているんだろう」
「何を頑張っているんだろう」
そんなところまで見て、知ろうとして、寄り添っていく。
人と向き合う仕事だからこそ、大切にしてほしいことです。
スポーツに関わる場合も、身体の機能だけを知っていればよいわけではありません。
競技特性、ケガの予防や応急処置、練習環境の安全性、栄養、休養、そして選手を取り巻く人間関係。
一人の選手を支えるためにも、学ぶべきことはたくさんあります。
帰り際、学生たちが、「来てよかったです」と笑顔で言ってくれました。
その一言が、私もとても嬉しかったです。
今回のほんの短い経験が、今、教科書で一生懸命学んでいることと、その先にいる「人」をつなぐきっかけになってくれたらと思います。
またいつでも見に来てください。
教科書のその先にも、たくさんの学びが待っています。
東都リハビリテーション学院
教員 本多
