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オンライン授業「体育」と学生達からのメッセージで感じたこと。

授業・実習


こんにちは、東都リハビリテーション学院の本多です。

緊急事態宣言期間中である現在、本校では感染拡大予防の観点から、オンライン授業を主体として展開しています。(一部の科目は登校した対面授業)オンライン授業には、主に、①オンデマンド(録画配信)型と②双方向型(ライブ配信)の2種類がありますが、今年、本校では主に②双方向型(ライブ配信)を行っています。

さて、先日、私が担当した1年生へのオンライン授業「体育実技」での話です。

私は日頃から個人的な活動でスポーツ選手達にオンライントレーニングを指導しています。選手層も様々で、実際に対面しないからこその難しさも感じています。マンツーマンであれば注目できますが、数十人となるとまたやり方を工夫する必要があります。オンラインでの集団への運動指導は、直接的な指導よりもさらに、運動経験、既往歴、運動習慣、運動環境、性差など様々なことに配慮する必要があると思います。例えば、ジャンプ系の運動を行った際、バランスを崩して家具などにぶつかるなどのリスク回避を予め伝えることや、既往歴のある人への別メニューなどもあります。

今回のオンライン授業は、まずみんなで体操とストレッチを行い、その後、基本的なスクワット、腕立て、腹筋、体幹といったトレーニングを行いました。常に画面で学生たちの表情やフォームを見ながら、運動負荷を考えながら行いました。授業後のアンケートで「今回のトレーニング負荷を1(優しい)~5(きつい)で表してください」に対して、学生達からの全回答の平均は【4.62】、私としての目標設定通りでした(笑)。

授業でも話しましたが、こうやって離れた状態で運動を行って「きつい」と感じるのは、1人1人がしっかり真剣に取り組んでいる証拠です。オンラインではいくらでも手を抜ける状況でありながらも、みんな汗をかいて一生懸命取り組んでくれました。みんな、ありがとう!

授業後のアンケートで何人かの学生からの感想を紹介します。
  • オンライントレーニングだったけどキツい面もあるが楽しくできてまた、運動不足解消にもなり、とても為になりました。
  • 体が熱くなるくらい運動量のあるトレーニングでとてもいい運動になりました。
  • 部活を引退して運動をしなくなったので自分がどれだけ筋力が落ちたのかが分かりました。きつかったけど頑張ってよかったと思いました。
  • 2日に1回自宅で1人で筋トレするんですけど、一人でやるよりオンラインでもみんなでやる方がとても楽しく感じた。あと、自分の弱点が見てくるのが楽しいです。

オンライン授業が終わって、学級日誌を書いていました。まだオンラインをつなげたままでしたので、学生が10名ほどそのまま画面に残っていました。「先生、うちの飼っている犬、可愛いですよ!」と見せてくれたり、「早く緊急事態宣言が解除して学校に行きたいです!」などと話していました。また「こういう授業以外の時間も僕たちにとっては大切なんですよね!」と学生たちが話してくれました。分かっていることですが、改めて学生たちの学生生活への熱い想いを感じました。