ブルーインパルス飛行!パラリンピック開幕!
お知らせ
こんにちは。東都リハビリテーション学院の河野です。
8月24日の2020東京パラリンピック競技大会の開催に際して、ブルーインパルスが本校上空を飛行しました。近隣住民の方や通行人、タクシーやトラック運転手など多くの方が足を止め、ブルーインパルスの飛行に注目しておりました。
さて、パラリンピックは、イギリスのストーク・マンデビル病院にてグッドマン医師(博士)により戦争で負傷した兵士のリハビリテーションから始まったことが起源とされています。
今日のパラリンピックは、医科学の発展により体力や技術の向上に加え、用具や器具などの開発も飛躍的に向上し、パフォーマンスレベルは「リハビリテーション」の概念ではなく「アスリート」という捉え方が一般的であります。それは、近年のパラリンピック映像を確認すると納得されると思います。
他方、パラリンピックの開催は、開催都市や国にとり「共生社会の形成」に向け、様々な恩恵をもたらしてくれます。
2008年の北京大会では中国の公共施設や交通機関など約1万4000カ所が障がい者に配慮した整備を行い、2016年のリオデジャネイロ大会では、ブラジルの障がい者就職率は大幅に改善されました。
一方、日本においては、1日平均3000人以上が利用する鉄道やバスなどの施設で、エレベーターやスロープの整備が重点的に進められ、2020年3月時点で全国約3600カ所の鉄道駅のうち約92%で移動を妨げる段差が解消されました(日本経済新聞2021年8月25日)。
パラリンピックの開催は、私達にとり共生社会の実現や住みやすい街づくりに寄与します。どのように社会が変化するのか?変化したのか?に注目して観戦するのも良いかもしれません。
パラリンピックを通して「共生社会の形成」について考えてみては如何でしょうか?
それもパラリンピックのレガシーの一つになると思います。