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総合臨床実習Ⅰを終えた4年生にインタビューしました!

授業・実習


本校では4年次に総合臨床実習(2施設・各7週間)を行います。5月初旬から開始した総合臨床実習Ⅰ期を終えた学生にインタビューを行いました。

髙橋心羽 さん(4年)


はじめに、コロナ禍にも関わらず受け入れてくださった施設に対して本当に感謝しています。施設の感染症対策も徹底しており、安心して実習に臨めました。患者様への治療後、速やかに利用したベッドや器具等のアルコール消毒を行ったり、エプロンやゴム手袋等を都度交換するなど徹底していました。

1年次の見学実習を通じて実際に臨床現場を見てきましたが、今回(4年次)は当時と比べて学ぶ視点が大きく変わり、理学療法士の先生による患者様への「治療」のみならず、「接し方」からも沢山のことを学ぶことができました。患者さま1人1人によって疾患や障害受容過程の段階が異なるため、それぞれに合わせた関わり方が求められます。

例えば、失語症の患者さまに対して、図や文字やジェスチャーなどを通じてコミュニケーションをとっていました。文字でも、ひらがなや漢字の使い方にも配慮されていました。また、リハビリに緊張されている患者さまには、その方が“歌を好き”であることを知っていた理学療法士の先生が一緒に歌って緊張を和らげておられました。円滑にリハビリ導入を促すための必要なスキルとして、「接し方」がとても重要であることを学びました。

今回の実習を通じて、強く感じたことは「ごまかすことなく、素直が一番!」であることです。先生に問われた時に、もちろん分かることはしっかり答えますが、分からないことは分からないと正直に答えるのも時には大切であると思います。また、当たり前のことですが、実習中のみならず、普段の日常生活から「挨拶」「言葉遣い」「礼節」をしっかり行い、意識せず自然に出来ることが大切だと思います。引き続き、総合臨床実習Ⅱに向けてしっかり頑張りたいと思います!